Plesk Obsidianリリース記念!Plesk最大7カ月無料キャンペーン

2011/10/17

Web担当者のためのクラウド講座 (1)

GMOクラウド株式会社の芦田です。本日から始まる連載は、これからクラウド導入を検討するWeb担当者の方に読んでいただきたい「Web担当者のためのクラウド講座」です。現在、Webサイトの運用プラットフォームとして共用・専用型のレンタルサーバーを利用している企業の中の人も必見です!

Web担当者のためのクラウド講座

近年急速にインターネットの世界を席巻しつつあるクラウド・コンピューティングは、企業のWebサイトやWebシステムを担当する技術者にとっても決して無視できない存在です。そこで今回は、特にWeb担当者にとってのクラウドを導入するメリットやデメリット、導入の際に考慮すべき点などについて紹介します。

1. どんなケースでクラウドを導入したらよいか

いくらクラウドが人気だからと言っても、無闇に導入して必ず効果があるというものではありません。Web担当者は、まず自分の管理するシステムにとってクラウドの採用が本当に有効なのかを見極める必要があります。とはいえ、どのような場合にクラウドを選択するべきなのかはケースバイケースという面が強いので、一概にこれだと断言することはできません。ここでは一般論としてクラウドの導入に適しているケースを4つほど挙げてみます。

CASE (1) 将来的な拡張の予測が困難なケース

伸び盛りの事業や、それまでにないタイプの新しいサービスを立ち上げる場合などでは、将来的にどれだけアクセスが増加することになるのか予測が難しく、どの程度の規模のシステムを作ればいいのか判断できません。このような場合は、柔軟なスケールアップ/スケールアウトが可能というクラウドのメリットが大きく生きてきます。最小限の規模で開始できるためコストが抑えられる上に、サービス開始までの準備期間を短くすることができるからです。新しいアイデアのプロトタイプを作成するような場合でも同様のことが言えます。

CASE (2) 必要とされる処理能力の変動が大きいケース

月末や決算期など、特定の時期に負荷が集中する傾向があるサービスも、クラウドの導入に適しています。クラウドであれば必要に応じて一時的に処理能力を向上させるといったことが可能であり、維持コストを最適化することができるからです。

CASE (3) 大規模なデータ処理を必要とするケース

大量のデータを扱い、大規模なデータ処理能力を必要とするようなシステムでも、クラウドの能力を活かすことができます。クラウドは、複数の物理サーバの能力を集めた巨大な1台のコンピュータです。その強力な処理能力を使いましょう。また、高いスケーラビリティは将来的なデータ量の増加や減少に対応できるため、データ容量の観点からもクラウドには大きなメリットがあります。

CASE (4) 複数のWebサイトを管理しているケース

複数のWebサイトを個別のサーバで構築している場合、それらのシステムをクラウド上の仮想マシンに移行することによって維持・管理コストを大幅に削減することができるかもしれません。IaaS型サービスであれば、同じ仮想環境上に複数の仮想マシンを同居させ、一元管理することができます。これを利用して複数のWebサイトをクラウド上に集約することで、インフラの維持コストを抑えることができる他、管理が容易になるといったメリットを享受できます。
ここに挙げたのはあくまでも一例に過ぎませんが、クラウドの導入を考える手始めとして参考にしていただければと思います。これらのケースを踏まえた上で、次回の連載では「クラウド導入のメリット」を確認します。


コラム一覧へ