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2011/10/20

Web担当者のためのクラウド講座 (2)

GMOクラウド株式会社の芦田です。「Web担当者のためのクラウド講座」の第2回目です。第1回目では、「どんなケースでクラウドを導入したらよいか」を考えてみました。
今回は、従来型のホスティングサービスである専用サーバー・サービスと仮想専用サーバー・サービス(VPS等)とパブリッククラウド・サービスとのメリットの違いを見てみましょう。
クラウドサービスの中にも、大きく分けるとIaaS(Infrastructure as a Service)/PaaS(Platform as a Service)/SaaS(Software as a Service)があるので、その違いも含めて図にまとめてみました。この表は特別なオプションを利用しない、ビジネス向けの一般的なサービスの傾向で比較したものなので、あくまでも目安だと思ってください。
※「GMOクラウド Public」は、IaaSに属します!

専用サーバー、仮想専用サーバーとクラウドサービスの比較

比較

専用サーバー

仮想専用サーバ

IaaS

PaaS

SaaS

初期コスト

パフォーマンス
カスタマイズ性
スケーラビリティ
納期
可用性

管理負荷

まずクラウドの最大のメリットと言えるのが、インフラに対する投資を抑え、極めて低い初期コストで利用を始めることができるという点でしょ う。先ほども書いたように、クラウドであれば必要に応じて後から自由にリソースを拡張していけるので、最低限のリソースでサービスを開始することができます。それに加えて、必要な環境の大部分はあらかじめクラウド上に用意されているので、スタートアップのための準備期間も最小限で済みます。
これば変化の早いインターネット市場に適応するためには極めて大事なことです。
運用コストについても、クラウドサービスでは従量課金性が主流なので、不要なリソースのために料金を支払わなくてもよいというメリットがあります。これはキャンペーンサイトのような短期利用の目的にも適しているということです。キャンペーンサイトやソーシャル・アプリケーション用サイトなどでは、公開した途端に爆発的にアクセスが急増する可能性もあります。その場合でも、高いスケーラビリティと可用性によってサービスを継続できるというのがクラウドの強みです。
ただし、規模の大きなサイトの運用や、長期間に亘る運用の場合には、従量課金だとトータルの利用料金が高額になってしまう傾向があります。したがってサービスプランについては必要に応じて見直しながら運用するのが好ましいと言えます。負荷の変動が小さく、システムの改変も頻繁でないような Webサイトであれば、ホスティングサービスの方が適しているケースもあるでしょう。
続いてIaaS/PaaS/SaaSの違いに注目してみましょう。SaaSのメリットは、あらかじめ用意されたアプリケーションを、アカウントを登録するだけですぐに利用できるという点です。社内向けの情報共有システムやコミュニケーションシステムなどを担当しているWeb管理者には強い味方になってくれるでしょう。また、CMSのように外部向けのサービスとしてSaaSを利用するケースも考えられます。
自前のWebシステムを構築する場合には、PaaSかIaaSが有力な選択肢となります。PaaSの場合、利用できる言語やOS、ミドルウェアに制限がある一方で、環境の構築が極めて容易であるというメリットがあります。それに対して、IaaSの強みはその自由度の高さです。仮想マシン上にオリジナルの環境を構築することができるため、実質的にできることは専用サーバと変わりません。その分、運用にはある程度のサーバ管理の知識が必要となります。
もし自社サーバや専用サーバで構築していたWebサイトをクラウドに移行する場合には、第一候補としてはIaaSが挙げられるでしょう。 IaaSであれば仮想環境上に従来サーバと同様の環境を構築することができるため、既存の資産を再利用できる可能性が高いからです。環境構築については、昨今ではウィザード形式で簡単に仮想マシンの立ち上げを行えるサービスも登場しているため、PaaSに近い手軽さで利用を始めることができます。
クラウドを導入する上では、まずその特性をよく把握した上で、自社のWebサイトやWebシステムにどのようなメリットをもたらすのかをよく検討することが大事です。以上を踏まえた上で、次回はGMOクラウドPublicの強みについて紹介したいと思います。


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