【初心者おすすめ】
コマンド操作なし＆高機能なサーバー管理ツールとは？

サーバー管理における3つの業務

サーバー管理業務には、主に「サーバー構築」「サーバー運用」「サーバー保守」の3種類があります。具体的には、次のような内容があげられます。

業務１．サーバー構築

• 自社に必要なサーバーの検討（Webサーバー・メールサーバー・データベースサーバーなど）
• 自社サーバーの構築またはレンタルサーバーの契約
• 初期設定や必要なソフトウェアのインストールなどの環境設定

業務２．サーバー運用

• サーバーが正常に稼働しているかどうかをチェック（運用監視）
• サーバー上のプログラムやデータベースが正常に稼働しているかどうかを監視（サービス管理）
• 通信状況のチェックと障害・遅延発生時の適切な対策（ネットワーク管理）

業務３．サーバー保守

• ハードウェア・ソフトウェア両面のシステムメンテンナンス
• サーバーのOS・プログラム・ソフトウェアなどのアップデート
• サーバー内のデータの定期的なバックアップ

詳しくは、次の記事で紹介していますのでご参考にしてください。
関連記事：効率的なサーバー管理とは？初心者も安心の運用・保守ポイント

サーバー管理に必要な4つの知識

サーバー管理には、サーバー本体やOS・ソフトウェア関連、データベース・ネットワーク管理、セキュリティ・保守など総合的な知識が求められます。

また、近年はサーバー構築やサーバー保守が容易にできるクラウドサーバーも多く普及しているため、クラウドコンピューティングに関する知識も習得しておくことをおすすめします。

サーバー管理に必要な知識は、大きく次の4つです。

• サーバー関連
• ネットワーク関連
• セキュリティ関連
• クラウドコンピューティング関連

以下に、それぞれわかりやすく解説します。

知識１．サーバー関連

サーバー関連とは、サーバーの仕組みや設計などハードウェア面からサーバー本体のOS・ソフトウェア面の操作方法まで、サーバー管理全般にわたる基本的な知識のことを指します。

例えば、サーバーのOSにはWindowsやLinux、Unixなどさまざまな種類があり、それぞれの特徴や操作方法も異なるため、自社に必要なOSに関する知識が求められます。Windowsの場合はGUIで直感的に操作することができますが、Linuxなどの場合は、コマンドによる操作が必要になります。コマンド入力で操作できるインターフェースのことをCUIと呼び、コマンドに関しての知識も求められます。
（参考：https://original-game.com/it_dictionary/what-is-a-command/）

特に、サーバー構築やソフトウェアのインストールなどの環境設定、サーバーのメンテナンスなどの管理業務を社内で行うなら、サーバー関連の知識は必須と言えます。

知識２．ネットワーク関連

ネットワーク関連とは、IPアドレスやルーティングなどの基礎知識やネットワーク機器の操作方法に関する知識のことを指します。

ネットワーク関連の知識があると、サーバーの通信状況チェックや障害・遅延が発生したときの対策などを適切に行うことができるようになります。

サーバーやネットワーク関連のトラブルは、社内のさまざまな業務に支障をきたしやすいため、できるだけ早く解決したいものです。ネットワーク関連の知識を身につけておくことで迅速な復旧も可能になります。

ネットワーク関連の知識は、サーバーの運用において重要な知識です。

知識３．セキュリティ関連

セキュリティ関連は、サーバー内の情報を保護するためのセキュリティソフトやファイアウォールの導入、マルウェア対策などに関する知識のことを指します。

サーバー内には従業員の個人情報や顧客情報などの機密情報が保存されている場合もあり、情報が漏えいすれば会社の信用問題に直結します。一度失った信用を取り戻すのは簡単ではなく、セキュリティ関連の知識はサーバー管理担当者にとって必要不可欠なものです。

セキュリティソフトの更新や定期的なバックアップなど、サーバー保守で最も重要な知識と言えます。

知識４．クラウドコンピューティング関連

クラウドコンピューティング関連とは、自社内ではなくインターネット経由でサーバーを構築し、システムを運用するために必要な知識のことを指します。

自社サーバーの導入には莫大な経費や高度な専門知識が必要とされ、運用にも大変な手間がかかります。それに対してクラウドサーバーは構築から運用・保守までを比較的容易に行うことができ、近年導入する企業も増えてきています。

クラウドサーバーを導入し、サーバーの構築や運用を効率化したいなら、ぜひ習得しておきたい知識と言えるでしょう。

効率的なサーバー管理ができる3つの方法

サーバーの管理方法には大きく分けて次の3つがあります。

• 外部委託による管理
• 管理業務も対応可能なサーバーのレンタル
• サーバー管理ツールの導入

より効率的なサーバー管理を行うためにも、一つひとつの方法の特徴やメリット・デメリットなどをよく理解して、自社にあったサーバー管理方法を選びましょう。

以下に、それぞれのサーバー管理方法について、わかりやすく解説します。

方法１．外部委託による管理

一つ目の方法は、外部委託による管理です。ITソリューション企業やシステム開発会社など、サーバー運用や保守を代行してくれる専門業者にまるごと委託することで、自社の負担を最大限減らすことができます。

自社に選任の担当者がいなくても容易にサーバー運用が始められ、メンテナンスやセキュリティ対策も不要となるため、本来の業務に集中できるのが最大の特徴です。

外部委託による管理は、専門業者の持つ知識やノウハウを活用できるため、安心してサーバー運用ができるというメリットがあります。

しかし、その一方で、サーバー管理業務が自社からは見えないためブラックボックス化しやすく、運用コストが高くなるというデメリットもあります。

外部委託でサーバーを管理する方法のメリット、デメリットは次の通りです。

メリット

• 専任の担当者がいなくてもサーバー管理が可能
• 自社の負担を最大限軽減でき、本来の業務に集中できる
• 専門業者の知識とノウハウで最新技術にも対応できる

デメリット

• サーバー管理業務がブラックボックス化しやすい
• 社内にサーバー管理知識が蓄積されない
• サーバーの運用コストが割高になりやすい

方法２．管理業務も対応可能なサーバーのレンタル

二つ目の方法は、サーバー管理業務が対応可能なレンタルサーバーを利用することです。

レンタルサーバーの中には、専用の管理画面（コントロールパネル）を操作して、インターネット上でサーバー管理ができるものもあります。そのようなレンタルサーバーを利用することで、社内での管理システム構築の手間が省け、効率的な管理業務が可能となります。

また、社内にサーバーを置かないため、災害によるトラブルなどからデータを守ることもでき、メンテナンスやセキュリティ対策もレンタルサーバーの提供会社が対応してくれるため、安心して利用できます。

レンタルサーバーは導入・運用コストが安価である一方、システムの自由度やカスタマイズ性が自社サーバーや外部委託に比べると劣るというデメリットもあります。

レンタルサーバーを利用する方法のメリット、デメリットは次の通りです。

メリット

• 導入・運用コストが比較的安価
• メンテナンスやセキュリティ対策も対応してくれる
• 災害発生時もデータを保全できる

デメリット

• 自由度やカスタマイズ性が低い
• 自社のシステムと連携が難しいケースもある

方法２．管理業務も対応可能なサーバーのレンタル

三つ目の方法は、サーバー管理ツールを導入することです。

サーバー管理ツールとは、複数のサーバーを統合的に管理できる機能を持ったツールのことです。最近では、国内外でさまざまな機能を持つツールが開発されており、自社の用途や目的にあったツールの導入はサーバー管理業務の効率化に大きな効果を発揮します。

サーバー管理ツールにはそれぞれ専用の管理画面（コントロールパネル）が用意されており、サーバーのパフォーマンスや障害などをリアルタイムで可視化してくれるため、使用状況を把握しやすいのが特徴です。

また、これまでLinuxなどのOSでコマンド入力によるCUIで操作しなければならなかった作業がGUIで操作できることから、サーバー管理業務がより簡略化できます。

豊富な機能を有するツールや管理画面を自由にカスタマイズできるツールもあり、必要な機能のみを実装することで、独自性の高いツールとして活用できます。外部委託とは異なり、社内で運用するため、サーバー管理のノウハウを蓄積しやすいのも大きなメリットです。

一方、ツールによって導入・運用コストや機能面が大きく異なるため、ツール選びは慎重に行わなければなりません。ツールの導入・運用にはサーバー管理の全般的な知識が必須であり、セキュリティ対策や障害発生時の対応も自社で行う必要があります。

サーバー管理ツールを導入する方法のメリット、デメリットは次の通りです。

メリット

• 複数のサーバーを統合的に管理が可能
• サーバーの使用状況がリアルタイムに把握できる
• GUIによる操作が可能で管理業務を簡略化できる
• 社内にサーバー管理のノウハウを蓄積できる

デメリット

• サーバー管理の全般的な知識が必須
• セキュリティ対策や障害発生時の復旧も自社対応が必要

分かりやすい＆高機能なサーバー管理ツール「Plesk」がおすすめ

サーバー管理ツールは、Webサーバーの起動など簡易的な操作のみできるものが多く、複雑な設定は行えないなど課題がありました。最近では高機能かつ初心者でも簡単に扱える便利なツールが開発されています。その中でも人気が高いのがPlesk（プレスク）というサーバー管理ツールです。

Pleskは世界140か国以上で利用されており、導入数はWebサイト運用で1100万以上、メールサーバー運用で1500万以上にも上ります。直感的でわかりやすい管理画面と豊富なサーバー管理機能が使いやすく、国内でも多くのクラウドサーバーで採用されています。

複雑なコマンド入力による操作が不要で、サーバー管理の専門知識がない初心者でも扱いやすいのが最大の特徴です。Windowsのコントロールパネルに似た直感的なGUI管理画面で、パソコン上のソフトウェアを利用するのと同じ感覚で操作ができます。

また、管理画面上でWebサイトのFTPアカウントやメールアカウントの作成、ファイアーウォール設定などが簡単に行えるだけでなく、WAFやCDN・バックアップなどといったサーバー運用にうれしい機能もPlesk経由で契約することが可能です。
Pleskの主な機能は以下の通りです。

高機能かつ操作性に優れたPleskを導入することで、煩雑になりやすいサーバー管理業務を迅速かつ効率的に行えるようになります。

「コマンド操作不要で誰でも扱えるサーバー管理ツールが欲しい」「業務に応じて複数のサーバーを運用したい」「WordPressサイトなどCMSの運用負荷を最小限に抑えたい」という方には、Pleskの導入をおすすめします。