- クラウドサーバー ALTUS(アルタス) by GMO
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- 機能詳細 - HA機能
オートスケール機能
大手ポータルサイトで取り上げられる、またはキャンペーンが好評を博してサイトへのアクセスが急増するなど、こういった現象はサイト運営者が望む展開です。しかし、アクセス急増に伴うサーバー負荷により、サイトのレスポンス低下やサーバーダウンなどが発生してしまうと、ビジネスの機会損失となってしまうどころか、全体的な顧客満足度の低下も招くリスクがあります。
サーバー負荷が高まった緊急時でも、安定したサーバー運用を維持できるように、GMOクラウド Publicでは仮想サーバーで利用できるオートスケール機能を無料で提供しています。状況に応じて、素早くシステム拡張や縮小を臨機応変に行うオートスケール機能こそ、クラウドがもたらす利点のひとつといえます。
※Winシリーズ、WinSQLシリーズではご利用いただけません。
サーバーの処理能力を上げるオートスケールアップ機能
オートスケールアップ機能とは、お客さまが予め定めた条件を満たした場合のみ、自動的にサーバースペックを拡張してサーバー自体のパフォーマンスを向上させる機能です。仮想CPU占有率やメモリなどのリソースを増設することによって、サーバーの処理能力を上げ、より高い負荷に耐えうるようになります。
オートスケールアップ機能の概要
仮想サーバー毎にオートスケールアップの設定を行います。お客さまが定めた一定条件を満たした場合、オートスケールアップが実行され、一定量のリソース増設を行います。
ただし、一度増設されたリソースは設定条件を下回っても自動でリソースの縮小はされません。自動で増設されたリソースが不要になった場合はスケールダウン機能をご利用の上、手動でリソースの縮小を行ってください。
なお、オートスケールアップ機能をオフにしても、一度増設されたリソースの設定は解除されませんのでご注意ください。
リソース追加分の料金詳細は「料金」ページをご覧ください。
基本設定 | ON/OFF設定 | クラウドポータル上で、いつでもON/OFF設定可 | |
---|---|---|---|
オートスケールアップ時の仮想サーバー再起動 | 仮想CPU | 不要 | |
メモリ | 不要 | ||
ディスク容量 | 必要 |
||
リソース増設 | 仮想CPU |
・1回あたりに増設する仮想CPU占有率の値(%) ・24時間以内に増設する仮想CPU占有率の上限値(%) |
|
メモリ |
・1回あたりに増設するメモリの値(MB) ・24時間以内に増設するメモリの上限値(MB) |
||
ディスク容量 | ・1回あたりに増設するディスク容量の値(GB) ・24時間以内に増設するディスク容量の上限値(GB) |
||
トリガーの対象 (複数選択可能) |
ロード | 仮想CPU | しきい値:使用率と継続時間(5/10/15/20/25/30分から選択) |
メモリ | しきい値:使用率と継続時間(5/10/15/20/25/30分から選択) | ||
ディスク容量 | しきい値:使用率と継続時間(5/10/15/20/25/30分から選択) |
※オートスケールアップを繰り返した場合でも、24時間以内に増設する上限値を定めることによって予算外の投資を抑えられます。
※OSテンプレートについてWindows OSを選択された場合のみ、利用いただけません。
※KVMでオートスケールアップを行う際、再起動が必要です。
サーバー台数を増やして処理能力を上げる「オートスケールアウト機能」
オートスケールアウト機能とは、サーバー負荷の高まりによって一定条件(お客さまが予め定めたCPU利用率や残メモリ容量等のしきい値)を一定時間超過した場合、接続されたサーバー台数を増やしてシステム全体の処理能力を向上させる機能です。この機能を用いた場合、サーバー負荷に応じて予めイメージ化しておいた仮想サーバーのインスタンスが、ロードバランサー配下に自動的に生成されます。そして、負荷を分散するのに効果を発揮します。突発的なアクセス集中やサーバー負荷にも瞬時に対応でき、サーバーダウンの発生リスクを抑えることができます。
オートスケールアウト機能の概要
仮想サーバー毎にオートスケールアウトの設定を行います。また、オートスケールインの設定も併せて行うことができます。お客さまが定めた一定条件を満たした場合、オートスケールアウトまたはオートスケールインが実行されます。
リソース追加分の料金詳細は「料金」ページをご覧ください。
基本設定 | ON/OFF設定 | クラウドポータル上で、いつでもON/OFF設定可 | |
---|---|---|---|
オートスケールアウト時の仮想サーバー再起動 | 仮想CPU | 不要 | |
メモリ | 不要 | ||
仮想サーバー数 | 最小台数と最大台数を設定(最大台数に制限なし) | ||
単位台数 | 最小1台から指定可能(最大台数に制限なし) | ||
テンプレート | OSテンプレートまたはユーザーテンプレートから選択 | ||
リソース | 帯域幅 | 帯域幅(最大512Mbps)を指定可 | |
仮想CPU(コア数) | ・仮想CPUのコア数(個)を予め設定 | ||
仮想CPU(占有率) | ・仮想CPUの占有率(%)を予め設定 | ||
メモリ | ・メモリの値(MB)を予め設定 | ||
トリガーの対象 (複数選択可能) |
ロード | 仮想CPU | しきい値:使用率と継続時間(5/10/15/20/25/30/35/40/45/50/55/60分から選択) |
残メモリ容量 | しきい値:残メモリ容量と継続時間(5/10/15/20/25/30/35/40/45/50/55/60分から選択) |
※OSテンプレートについてWindows OSを選択された場合のみ、利用いただけません。
※Xenベースの仮想サーバーでのみ、利用できます。
オートスケールイン機能の概要
オートスケールアウトと併せて、オートスケールインの設定も併せて行うことができます。オートスケールアウトの実行後、仮想CPUの使用率が一定値を下回る等、お客さまが定めた一定条件を満たした場合は指定個数の仮想サーバーを削除してシステム縮小を行うことが可能です。
基本設定 | ON/OFF設定 | クラウドポータル上で、いつでもON/OFF設定可 | |
---|---|---|---|
オートスケールイン時の仮想サーバー再起動 | 不要 | ||
単位台数 | 最小1台から指定可能(最大台数に制限なし) | ||
トリガーの対象 (複数選択可能) |
ロード | 仮想CPU | しきい値:使用率と継続時間(20/25/30/35/40/45/50/55/60分から選択) |
残メモリ容量 | しきい値:残メモリ容量と継続時間(20/25/30/35/40/45/50/55/60分から選択) |
※OSテンプレートについてWindows OSを選択された場合のみ、利用いただけません。
※Xenベースの仮想サーバーでのみ、利用できます。
ホットマイグレーションとコールドマイグレーション
クラウドで仮想サーバーを利用するメリットのひとつに、マイグレーション機能があげられます。マイグレーション機能には、ホットマイグレーションとコールドマイグレーションの二種類があります。
ホットマイグレーションとは、稼動中の仮想サーバーで動作するOSやアプリケーション等を停止することなく異なる物理マシン上に移動させる機能です。物理マシンの故障やメンテナンス等によって引き起こされるダウンタイムも、ホットマイグレーションですと容易に回避できるメリットがあります。対して、コールドマイグレーションは、稼動中の仮想サーバーで動作するOSやアプリケーション等を停止させ、異なる物理マシン上に移動させる機能です。選択したハイパーバイザーによって利用するマイグレーションを選べます。
マイグレーション対応表
マイグレーション種類 | Xen使用時 | KVM使用時 |
---|---|---|
ホットマイグレーション | ○ | × |
コールドマイグレーション | ○ | ○ |
オートフェイルオーバー
可用性の高いシステム構成を実現する上で、オートフェイルオーバー(HA)機能が役立ちます。GMOクラウド Publicでは、お客さまの仮想サーバーが稼動する物理マシンを常時監視して、万が一の障害やパフォーマンス低下時にはオートフェイルオーバーを実行。これによって、仮想サーバーは別の正常な物理マシンへ移された上で再起動されます。物理マシンの障害による被害範囲を最小限にとどめる対策として有効です。
※物理マシン障害時には、状況確認後にオートフェイルオーバーを実施しております。
※オートフェイルオーバーが完了するまでの時間は、お客さまのVMが収容されているHVの状況によって異なります。